ほむらの特異性は戦略上は大体以下の2つと思う。

(1) QB封印と自身のSGによる記憶改竄により、まどか神がどういう影響を受けたかを観測できた。
 これにより、まどか神が部分的にでも改竄されうる部分と、されえない部分を比較でき、
 結果として、まどか神プログラムのおおまかな内部構造を把握できた。

(2) まどか個人を元々知っていたので、「まどか神の構成要素のうちパーソナルデータがどこまでかか」を知っていた。
 他の魔法少女の場合まどか個人を知らないので、円環の理が迎えにきた時「誰それ?」状態。大抵は初見殺しで瞬殺。
 魔法少女文化を知っている魔法少女でも「ああ、この方が例の円環の理なのね・・・」くらいだから分析などやはりできない。
 ほむらだけはまどかを知っていたので、お迎え時にまどか神を経験者の目で分析できた。

(1)はほむらとQBだけ。(2)はまどか神による世界改変後はまどか個人を知っているのはほむらだけでQBは該当しない。
さやかはかなり微妙だが、世界改変後のお迎え「前の」さやかはまだまどかを知らなかったはずなのでやはり(2)には該当しない。

ほむらは(1)(2)を合わせることで、まどか神のどこに変更を加える余地があるかを見抜く事ができた。
まどかに髪結いされる場面の後に模索を始め、QBネタばらし後も必死で考え続け、ホムリリー状態で知力が天元突破して看破。
「わたしたちもいくわよ!」「ほむらちゃん!」「やめてもうやめて!」ではもう「で、やるか?やらないか?」の二択だった。
まどか殺しの経験もフラッシュバックしたことでようやく迷いが晴れて「やる」と決意。後はワンチャンスに賭けるのみ状態。

こう考えると、ほむらは(2)が自分だけのアドバンテージである事を自覚できなかったのでQBによるまどか支配を恐れたが、
結局QBは(1)があっても(2)が無かったのでまどか支配はあの時点ではやはり無理だったと思われる。
ただ今回のような実験を繰り返せばいずれまどかのパーソナルデータを確定できた可能性があるので、恐れは杞憂ではなかった。
QBに支配されるか、自分がまどかを侵すかの二択なら、せめて愛ある自分の手でと思うのも当然。