はい、いつもの

新房:僕は『新編』をまどかの罪と罰の物語だとも感じていて。
今回のほむらの行動を考えると、そもそも、彼女にだけまどかの記憶が残ってしまったことが問題で。
それは、ほむらに記憶が残ることをまどかが望んだからなんですよね。
概念になるなら、みんなはまどかのことを忘れたほうが救われるから、母親だって覚えていないのに。
その中で、ほむらにだけ自分が生きていた証を残している。
そこが、まどかの失敗だったと思うんです。それによってほむらは悪魔になってしまったのだから。
まどかが我慢していれば、ほむらもキュウべえに話すこともなく、まどかの存在が脅かされることもなかったんですよね。
『新編』では、まどかが消えた世界で、ほむらが抱えた孤独も語られています。
彼女だけ記憶が残るのは残酷なことだったんだと気付かされました。
その残酷さゆえに悪魔になる選択をしてしまった、ということなんですよね。
そこも、もとを辿ると、まどかの現世への未練という問題に行き着いてしまう。
それを罪というにはあまりにも可哀想なことだけど、あの立場になるのなら、ほむらに言ってはいけなかったんですよね。
そういう意味では罪なのかなと思います。『新編』では、その罪に対してまどかが罰を受けたとも取れる。