そういう話は突っ込んでいくとどんどんややこしくなるんだけど、
今村監督は記者会見や「ル・モンド」の酷評などで察していたみたいだな


1989年5月24日(水) 朝日新聞

「『黒い雨』はモノクロ撮影を評価された高等技術委員会賞にとどまった。
フランス各紙の批評は、一部に
『核の悲劇をほとんど自然現象のように描いている』
といった悪評はあるものの、ほとんどは絶賛に近く、最後までグランプリの
最有力と目されていた。

今村監督は閉会式のあと、『ヨーロッパの論理とわれわれの論理との
違いでしょう。脚本にヨーロッパの論理が欠けているのは承知だった。
国際映画祭に出すからには、そのことも考え直さなければいけないの
かもしれない』と話していた。」


…毎日はほぼ同じコメントに「グランプリを取れず、主演の田中好子さん
には申し訳なく思っている」という言葉が添えられて報じられていた。
読売はそっけなく結果を伝えていただけ。