個人的に不快だったのは、飯田勉(馬之助)監督が若くして亡くなったとき、
片渕も追悼コラムを書いているのだが、その内容がやっぱり自分語りだったこと

「自分がアニドウに関わりだしたのも1980年頃からだったが、その前の年くらいには
後年うちの妻となる浦谷やその兄がアニドウが出す本にと協力していたりもした。
浦谷はいちはやくテレコムに就職していたのだが、今度は僕自身が演出助手として
テレコムにもぐりこむ段になると、飯田勉が「○○○(浦谷のあだ名)によろしくね」
という。社内でたまたま浦谷に会ったとき「飯田勉がよろしくって」と挨拶したら、
「それ誰だっけ?」と返されてしまった。
ともあれ、自分の妻となる人物とはじめて交わしたひょっとすると記念すべき会話は、
飯田勉に関するものだったわけだ、と、ここへ来て突然思い至ってしまった。
だからといって、奴のことを縁結びのキューピーだなんて思うつもりもさらさらない。
あんなデカい体のキューピーなんて存在し得ないし、だいいちうちらがそういう仲に
なるのはずっと後年のことだ」


だから何なんだ、という感じで親しい者だけが書ける内輪話にすらなってないと
いや〜な感じだけが読んでいて残ったなあ