古来日本より、美しいものを「美しい」という単語を使わずに表現したり
好きな気持ちを「好き」という単語を使わずに言ったりしていたんだよ。
この映画もそうだ。
「自殺」という単語を使わずにそれを表現しききったことこそ、分かりにくいが傑作なところだと漏れは思う。

噛めば噛むほど味が出るするめ映画とはよく言ったもので
これは、なずなが死ぬまでの逡巡の物語なのだなと気付いた時が出発点。
で、2回目見に行ったら、あぁそうか!と納得できる仕組みなんだ。
それを理解してないとなんど見ても、ラストの次には冒頭アバンにループする、みたいな
わけのわからん考察が飛び出すわけだな。
アバンってなんだ?

こんな事してると、ラストになずなが海に入ろうとしたのは何故なのか?とか
のりみち君が躊躇ったのはどんな気持ちなのか?とか、全く共感できてないと思うよ。
するめの表面だけ舐めて、するめを知ったふうに語るようなもの。