このアニメ映画で良い意味でモヤッとした一つは、唐突な展開に賛否はあるだろうけど、
ラスト間際でレイリアが高層建物から飛び降りる一連のシーン

レイリアの人生の出発点と転換点とその後と現在のそれぞれの為人が描かれているから、
共感が追い付かない言動なんだけども、「何故あんなことをしたのか?」という方向に
思考を持って行かれて、そのままに推測や分析や妄想が進んでしまうことが面白かった

個人的には、色々なものを奪われ続け、
それらを奪ったものまで奪われたことがキッカケでレイリアは自殺をしようとした
自殺場所に選んだ所でメドメルに出会うけれども、彼女の中には自分が存在せず、
自分の居場所にならないことを悟り、また会いたい!という心残りも無くなったことで自殺した
結果的にマキアに助けられ、そのことで自殺を中断したのは単なる偶然
それぞれ理由付けは書いたものだけじゃないけど、ザックリとそんな印象

ここで悪い意味でモヤッとしたのが、メドメルの人生の描写がほぼスルーされていること
メドメル視点だと母に会えずその愛を知らず、物心付いた頃からは父に疎まれその愛を与えられず、
自分の預かり知らぬところで亡国の姫にされて政治に振り回される生活の確定を自覚した時に、
母の自殺(未遂)の目撃者にされた上でその母に捨てられる(ついでに既に父にも捨てられている)
そこからおよそ成人としての人生スタート!ってハード過ぎて、作中のどのキャラより同情してしまう