>>240
もっと上手く利用できたというよりは、あの世界観がかえって観る者の没入を阻害していると感じたということ。

というのも、映画にはその物語においてだけではなく、世界設定や舞台・背景等の各要素同士にもある程度の連続性が必要だと思っているから。
自分の存在理由や価値を定義しうる程の大切な人間や、そんな存在との離別
という物語のメッセージ的帰結に、さよ朝のファンタジーな世界観は全く寄与していない。
そういった普遍的なメッセージ以外に、この映画には
「親が子の(自然死による)最期を見届ける」という特殊性があって、それがさよ朝の大きな訴求点な訳だけど、
それにはイオルフ族という"設定"は必要だったかもしれないが、
その設定を担保するためにあの世界観を用意したんですというのは俺には腑に落ちない。

じゃあ結局なんであの世界だったのかと考えると、
それは作中のレイリアやクリムの存在と同じくお話に起承転結や盛り上がり所(さよ朝では迫力の合戦シーン等)を持たせるための所詮ご都合的な舞台装置が必要だったからではないかと考えてしまう。
そういう所がこの映画の良いところと同じくらいの大きな悪い引っかかりを作ってしまっていると思う。

リズは聞かれたから答えただけで比較する気もないよ。
あなたの言うとおりさよ朝とリズには求めるものが全く違う。