家制度の話のついでに、このスレでも少し前に話題になっていた、水原の訪問のシーンの解釈について。

原作の連載中、こうの先生が某所で
「当時の恋愛と結婚観、戦時における死生観から、この事態は自然に生まれてきたと思う」
と書いていて、実際ここは玉音放送と並んで、現代とは全く違う戦中の価値観がはっきりと描かれたシーン。

この原作の連載の直前に、こうの先生は某誌に『古い女』という痛烈な作品を描いていて、
そこで描かれた価値観が、実はリンさんとの出会いから水原の訪問で描かれる価値観と、ほぼ同じものだと思う。
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/cinema/1471984060/486

しかし『古い女』と違って『片隅』に出てくるのはみんな愛すべきいい人ばかりだから、
同じように鋭い棘が仕込まれていても気づかない人も多いみたいで、
そこをきちんと論じているのを、自分はネットでも書籍でもあまり見たことがない。
例えばドラマスレのこれとか?
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/tvd/1532356317/274

『さらにいくつもの』の追加のメインはそこだから、公開後はまた変わってくるだろうか?