ちょっと前に話題になってたクローン問題を豊田本から引用。

次のシリーズを設定するに当たって、西崎からの要求の第一は、シリーズ1で死んだはずの沖田十三艦長を、生き返らせてくれという
ものだった。ぼくは、無理難題を前にして、魔法使いじゃない!と言い切ったものだが、仕事だからしかたがない。実現していれば、
日本のアニメとしては、最初になったはずだが、沖田艦長のクローンを登場させてはどうかと提案した。
宇宙航空士は危険を伴う仕事だから、全員がクローンを登録しておくということにして、沖田のクローンを再生させ、巨大コンピューター
にインプットしておいた記憶を転写すれば、本人と同じことになる。ところが、西崎はクローンのことを知らない。
中略
こんこんと丁寧に説明したつもりだが、そんな薄気味悪いものでは沖田艦長のイメージが損なわれるという一点張りで、西崎は納得しない。
結局、次のシリーズでは見送りになったものの、沖田艦長というキャラクターには未練があったらしく、のちに完結編で、実は死んで
いなかったということにし、佐渡酒造医師の誤診だったという苦し紛れのような理由づけをして、無理やり再登場させてしまう。ぼく
には無断だった。