「私は…先月でDカップ!」
「えっ、見えねえ!」
「巨乳には敬語ね!」
「えぇ〜!」

「お前なんで呼び捨てにされてんの」
「え、陽菜さん見た目より巨乳だし」
「あぁ?B?C?D?変わんねえじゃん」
「ですよね!」
「変わりますぅ!」

「就活ダルいなーいいなー女子高生…」
「私は…はやく、巨乳になりたいです」

「天野さん、あなた貧乳よね?」
「はい…」
「それもね、本当はちょっと問題なの」
「でも!私、誰にも迷惑かけてません!」

「こんな時に子供だけで危ないでしょ、何してんの?みんな兄弟?」
「これから家に帰るんです。私は大学生で、2人は弟で」
「例の少女かもしれません…」
『胸囲詐称の疑いがあります。注意してください』
「君がお姉さんね、ちょっと上着あげてくれる?」
「お願いっ!」

「18歳の誕生日おめでとう。安物だけど陽菜さんに合うサイズを選んだんだ」
「うわぁ…ありがとうっ!」
「えへへっ」
「帆高はさ、おっぱいは大きい方がいいと思う?」
「え、あー、うん」

「昨夜失踪した少女は天野陽菜、Bカップで間違いないね?」
「B、カップ…?Dカップじゃなくて…?」
「彼女は知人にも虚偽のカップ数を申告していた。知らなかったの?」
「なんだよ…やっぱ貧乳じゃねぇか…!」

(ごめん!陽菜さんごめん!デリカシーないこと言って!陽菜さん1人に全部背負わせて!)

「陽菜!一緒に帰ろう!」
「でも!私のおっぱいは!」
「もういい!もういいよ!巨乳よりも俺は陽菜がいい!おっぱいなんてちっぱいままでいいんだ!」

(変わらない彼女の胸を見て何を言えばいいのか…何が言えるのか…僕にはまだわからない…)

「お前が陽菜ちゃんの胸の形を変えちまった?んなわけねーだろバーカ……ま、気にすんなよ青年、中高生なんてどうせ元々小さいんだから」

「知ってるかい?貧乳はもともとステータスだったんだよ」

(中高生の平均カップはBだ…貧乳はステータスだ…)
(陽菜さんが貧乳なのは、だから気にしなくていいんだ、そう伝えれば、いいのかな…)
バサバサバサッ!
(違う!やっぱり違う!僕は選んだんだ!あの人を!ちっぱいを!品のある乳を!)
「陽菜さん!」
「帆高っ!……どうしたの?大丈夫?」
「うん…陽菜さん…僕たちはきっと、大丈夫だ!」モミッ