それにしても九州SL特有の門デフ(デフレクター:機関車先頭の側面についてる除煙板)を頑なに撤去しなかったのは返す返すも残念。
今回の無限列車に限っては(「無限」なのに「限る」のも何だが)劇中通りの原型に戻してほしかった。
過去にも映画のロケでデフ無しで走らせた実例はあるんだし。

鬼滅の制作スタッフだって最初は鉄道専門知識なかったのに青梅の8620を丹念に調べて
一瞬しか映らない動輪ひとつとってもスポークの数からクランクとカウンターウェイトの角度も合ってて
ハチロクの特徴である前後動輪間のホイールベースの違いまで実車に忠実に描き込んであるほど
歴史上の造形物に対する敬意と凄まじい熱意が感じ取れた。
それだけに肝心の機関車を現役で所有してる鉄道会社(製作委員会と交渉をする本社の営業畑)が門デフの外し方もロクに知らないがためにそのままゴーサイン出したのがどうしても解せない。
現場からの「ポスターの絵に合わせて門デフ外すべきでは?」の声にも「この形で製作側の承認得たから(余計な仕事はしねーよ)」と却下する始末で
本社から指示がなければ独自で装備の撤去ができない現場は(いや昔はいくらでもできたんだよ、
今は何かとソシキガーコンプラガーと何でもかんでも本社通さないとできなくなった)
駅という駅に大勢詰めかけた客からの「作中にない側板が邪魔で横から無限プレートが見えづらい」クレームに地団駄踏むしかなかったという…
鉄道屋の矜持のカケラもない大卒サラリーマンの仕事の結果がこれだよ。