本当に光なんてあるのかな?と何時も考える
失った痛みは誰にも共感を求められないし
人それぞれ傷の深さも違う

失った痛みはそのその人だけの傷み

手を伸ばしても届かなくて
家族連れを見る度に吐き気がした

おじさんとおばさんは優しかったけど
盲目の愛は貰えなかった気がする

震災から11年経って
普通に笑って、食べて、遊んで、彼とSEXして、仕事して、ごくごく当たり前の日常を過ごしているけど

朝、泣いて目覚めるときがある

何故泣いているのか分からなくて
夢も忘れているし
まだ、大丈夫じゃないのか、と不安になる

何かきっかけがあれば思い出してしまって
身体が震える

お母さんが伸ばした手を
私は掴めなかった

弟がお姉ちゃんと言いながら流されて
濁った水の中に消えて

私が泥だらけで這い上がる映像は
全国ニュースで悲惨な子として報道された

生きてるだけで幸せは沢山あるけど
もう大丈夫だよなんて他人に言っても欲しくない