https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/suzume-tojimari-movie-review-2022-11
茂木謙之介の批評


「天譴論」という部分には飛躍がありついていけない部分はあるが、それを差し引いても一般論的な物語構造の瑕疵について
は説得力のある意見だと思う。

ミミズによる地震発生のメカニズムについて科学的思考を持っている人間であれば違和感を感じざるを得ないのは今更言う
までも無いと思うが、筆者が劇中台詞を引用してくれたことで非常に分かりやすくなった。

『「人の心の重さが、その土地を鎮めているんだ。それが消えて後ろ戸が開いてしまった場所が、きっとまだある」と述べる
ように、みみずが出てきてしまう後ろ戸は人の介在があれば勝手には開かないものとして設定されている。換言すれば、人の
不在によって後ろ戸は開くのであって、結果その地は災厄に見舞われるという論理がここにある。』


『人が住んだ事がある土地から人が居なくなると地震が起きる』
一言で纏めるとそういう事になるよね。

龍脈、レイラインが原因で地震が起きる伝奇SFは数々あるが、この設定は最も説得力が無い設定と言えるだろう。

『人が住んだ事が無い土地には地震は起きない』って理屈だもの。
余りにも人間中心的すぎる世界観なんだよなぁ。