見てきたが想像以上に面白かったわ
個人的にはテーマ性のある作品として君の名はや天気の子より面白かった

好きな作品だというのを前提に気になった点やら問題点やらを挙げるが
別に悪評してるわけでないので気分を悪くしないでくれ

・子供の自分へ投げかけた言葉が意味が無い
最後に子供の時の自分に、人に好かれ人を好きになり明るい未来が待ってる事を諭してたが
結局終盤に至るまですずめは「自分の命なんかどうでもいい」的な死生観を拭えていなかった
つまり子供の自分へ向けた言葉は何の意味も無かったという事になる
(母の死を受け入れさせたという意味はあっただろうけどそれが未来すずめである必要は特にない)
終盤の大事なシーンだけどそう考えると空虚なシーンにも見えるね
あのシーンは子供に言い聞かせてるように見えて
今の自分が今の自分に言い聞かせてるという捉え方をするのが健全か

・草太が作品上都合のいいだけのキャラでしかなかった
存在感薄いね
椅子である事でようやく作品内でのアイデンティティ保ててただけに見える
まあこの手のはどの作品でもありがちなものだから取り立てて問題って程でもないか
キャラクターで言えば中古オープンカーの友達の方が万倍キャラ立ってて面白かった
闇ふけぇ

・終盤前まで同じことの繰り返しでダレる
最初四国に渡るあたりまでは冒険に出るワクワク感もあるが
そこからはずっと同じ事しかやってなくてダレる
場当たり的にダイジン追っかけてるだけで、視聴者として作品がどこに向かってるのかが
悪い意味でよくわからない進行だった
作品の最後の着地点がすずめ(と草太)のトラウマ克服や意識改革なんだから
旅の途中での繋がりですずめ(と草太)がちょっとずつ旅先の人に触れて
変わっていく様子の描写があっても良かったと思う
ついでにすずめの過去やおばさんとの関係性についてももうちょっと序盤から
開示していっても良かっただろう

粗も目立つけど秒速3メートルとは別の意味で心に響いた作品だったわ
典型的なセカイ系なのと東日本大震災という時事を知ってる人前提の作品ではあったけど
満足感ある出来だった