試写会組なんでもう書いて大丈夫だろうから書くけど。

パリで展開する物語なのに、まるで浅草やらの下町かと見紛う位にパリ感ゼロ。
パリ感を感じられるのは背景描写とフジコが超長いフランスパン持ってるだけくらいなもん。

幼少期の劇場でバレエ観て…の立志エピソードが終わって舞台がパリに移るともう、フジコも千鶴も言語やら文化の壁もなく下町の連中とネイティブに話してるし。

登場人物も浅草の下町に居そうな善良だけどちょっと駄目な連中揃いやら、何が目的なのかいまいちよく分からんけどやたら有能なロシア系美少年。
まるで駄目なパリのおっさん。(CV立木)は笑う所なんだろうか…

訪れる苦難とやらももう無茶苦茶で、もう破綻する未来しか見えない、叔父さんの商売やらパリでの薙刀道場開設と言う強引な手段でパリに召喚しておいて、案の定破綻。(笑)

それでティーンエイジャーの異国人の女の子がパリに放り出される訳だけど、どうして生活してくの?そこの親戚のおっさんは見守ってるだけなの?列車から飛び降りた位で親はなんで次の駅で降りて連れ戻さずに放置なの?とかそういう所はなんとなく解決。ちっとも困ってる様な感じじゃない。

一番笑えるのはクライマックス。
オペラ座を目指すフジコ千鶴御一行の前に最後の障害でバトル展開!(笑)
お前どっから沸いて来たんだよ!二刀流すげぇよ!またお前どっから沸いて来たんだよ!何様のつもりだよ!とあり得ない展開にポカーンとしつつオペラ座到着!

よくよく考えてみると、あんだけの波乱潜り抜けた成果ってプリマとかでもなんでもなくただの端役の、学芸会での木みたいな記念出演が成果なんだよね…フジコの方も絵画で成功しました!みたいなカタルシスがある訳でもなくなんか良い感じの雰囲気で終わるだけ。

谷口、吉田だから酷くはないだろうって思ってたけど、そもそもの企画に無理があり過ぎるんで熟練職人がどう足掻いて救えない、所詮ジブリ作品と間違えて来た連中がターゲットの映画なんだな、と思った。