>>544
どっちかというと自分の中のノイズ拾ってる感じなのはこの辺だな

>「ただ生活をしているだけで、悲しみはそこここに積もる。日に干したシーツにも、洗面所の歯ブラシにも、携帯電話の履歴にも」(アニメーション版『秒速5センチメートル』より)
>
>このセリフを初めて聞いたとき、私は初めて架空のキャラクターに心の底から共感した。そして何度もその瞬間を体験してきた。
>将来に不安を抱く貴樹のように、私も新宿の高層ビルの谷間で自分を見失っていた。あるいは過食症で食べ過ぎた後の瞬間。部屋中に散らばるプラスチック袋とコンビニ商品の包装。そこには確かに悲しみ、怒り、無力感、自分を嫌悪する気持ちが積もっていた。
>過食の嵐が過ぎ去った後、部屋も身体も静まり返り、ホコリが落ちてくる音さえ聞こえる。
>その瞬間は写真のように動かないが、どこまでも美しい。動いてしまえば自分が変わってしまうことを恐れるように、私は自分の周りに悲しみを積もらせていた。