まあ「スカーレット」の問題点は民衆の苦しみを具体的に書きすぎたことだな。元ネタの「ハムレット」はあくまで宮廷劇だから王子の内面にフォーカスできる

クローディアスを現世でも死者の国でも民衆を虐げる圧政者として描いてしまうと、そんな民衆の敵は倒すべきという英雄譚が発生してしまい、内面世界の葛藤に付き合ってる余地は無くなる

スカーレットが復讐をやめる、というだけでは残された民衆がずっと苦しむだけになってしまう。復讐をやめることと、圧政者を退けること、両方やろうとした結果がドラゴンだと思う

そして物語中盤くらいで立ち上がった復讐するべきか、しないべきかという物語が、最終的に上位存在の介入で決着がついたことに満足できる人がそれほどいなかったというのが現在の状況なのではないでしょうか