果てスカは「復讐の為に始まった旅」が物語の出発点。だが、復讐を完遂すること=救いとは限らない。復讐を果たしても、心の傷や世界の荒廃は消えない。むしろ、復讐の為の暴力によってさらなる連鎖を生み、「虚無」が広がる可能性がある。そこで『聖』という「癒し/救済」の存在が示すのは、“復讐”ではなく“癒し”、そして “暴力の連鎖ではなく、慈しみ・共感の連鎖”。スカーレットの心が聖と共に旅することで変化していく、という設定は、ただの戦い/敵討ちではない、新しい道を模索する“希望の物語”を暗示している。つまり、この作品は「復讐こそ正義/終着点ではない。大切なのは生きる意味、命の価値、人間の尊厳」というメッセージを投げかけている可能性が高い(たぶん)。