>この話を考え出したのは2022年の3月頃になります。当時はコロナ禍にあり、世界はコロナというウイルスに対して一致団結していたように思っていました。ところが2022年、それが終わりかけたタイミングに世界のあちこちで戦争が起こり、世の中がカチッと悪い方向に変わった感覚がありました。日常だと思っていたものが崩れていく様子を毎日ニュースで僕らは知ることになる。自分自身が生きていること、過ごしている世の中、そして、今のこの平和というものは非常に危ういものだとショックを受けました。平和ではない世の中をどうやって生きていくべきなのか、ということの答えを、世界中の人が求めている。みんなどうしたら争いが解決するのか、どうしたら僕らは安心して生きていけるのか、という答えをみんな必死に探している。
今、作品を作るなら、そういうみんなの切実な気持ちに対し、向き合って映画を作るべきじゃないか、というところから『果てしなきスカーレット』という作品を想像したんです。

描きたいテーマが意識高くなるとコケる法則ってあるよね