>>497
カリ城がコケたと言われて5年も名前を出した仕事がなかった宮崎駿(新ルパンの二話分は「照樹務」名義の覆面仕事)は、ナウシカのスマッシュヒットで「ああ、これで何とか首がつながった、次の仕事が出来るとホッとしたというのが正直なところだった」とよく言ってたね

ただカリ城を「大コケ」というのもおかしな話と言えて、前作の「マモー」(「ルパンvs複製人間」配収9.15億、推定興収約18億円)から名目上の配収が減ったのは事実でも、1979年当時はルパン含め邦画は他の映画との2本立て併映公開が一般的で(単独公開されていたのは六大都市圏だけ)、カリ城はマモーと比べて「併映作品との合算興収からの取り分の額」が悪かっただけ、という言い方もできる状況だった

マモーの併映作品はこの年2位の大ヒット作「ナイル殺人事件」、一方カリ城のカップリング作はと言えばもう出がらしのシリーズ「ミスターBOO!」の、それも新作ではなく過去作の再編集版といういい加減な扱い
地方はこの二作合計金額から契約によって割り振られた額が、「作品の配収」にされてしまうんだからある意味たまったものじゃない
当時東京ムービー社内で「全部宮崎の奴が悪い!」と罵倒の対象にされていたと言われるカリ城の「大コケ」も同情の余地はあるかと
(その後の好評を受けての再上映などで最終的に黒字にしたわけだし)