SNSで特に多かった声はこれ。

死者の国の設定がよく分からない
食料事情は?
盗賊とキャラバンの設定曖昧すぎない?
クローディアスの国の地政学どこ行った?
階段が突然出てくるの何?
ダンスシーンなに?
ある意味全部、気持ちは分かるんですよね。
でもこれは “設定現実主義の地図”で見ているから迷うだけなんです。

古典(心の地政学)で見ると、こう読み替わります。

死者の国=心理の地形
領地=恐怖や罪悪感の象徴
地理整合性は最初から求めていない
渋谷ダンスは訪れることのない祝福の象徴
曖昧さは「普遍性を確保するための設計」
寓話は“曖昧だからこそ”永続します。
地理や制度で縛られないから、いつの時代も、誰でも読める。

ハムレットの舞台が「デンマークである必然」がないように。
神曲の地獄の地形が、物理法則と無関係に成立しているように。

『果てしなきスカーレット』もその地続きです。