>>646
今度はもののけ姫よりスカーレットが上!か。(笑)
もののけ姫が凄いのは、宮崎駿の圧倒的な知識量に支えられたまさに宮崎駿でしか作れない世界設定でありながら、ちゃんと面白い。

起承転結で言えばアシタカが呪詛を受ける起から、それを解く為に迷い込むタタラ場やそこを襲撃するサン、神秘が残った太古の森の探索と自然と人間との対立、禁忌を犯した事で出現するラスボスとの戦い、そしてただのハッピーエンドじゃない結末と、まさに他で観たことない様な世界観でありながら、客を楽しませるエンターテイメントの部分の基幹はきっちり押さえてる。

スカーレットはと言うと
ハムレットと言う古典の名作から結局話のアウトラインと登場人物の名前やら台詞回しやらを借用しただけの、煉獄世界やら異世界転生物で使い古された薄っぺらな舞台設定。
話の起伏も少なく、スカーレット御一行様が寒い三文芝居しながらだらだらと統一感の無い世界を放浪して時々盗賊やら四天王と戦闘、時々フラダンス踊ったり渋谷にワープ。

最終決戦に辿り着くけど、舞台はありきたりな城砦戦やら火山の噴火やらのグダグダの末、対峙するラスボスも、役者の演技だけが取り柄のただの俗物。
世界観の疑問点やらはそんな事お前で考えろと投げっぱなし、矛盾しまくりで最初から破綻してるストーリーを補完するのはサンダードラゴンの雷撃やら勝手に毒飲んで死ぬ叔父王みたいなご都合主義。挙げ句の果てにハムレットを強引にハッピーエンドにしただけの安易な結末。

もののけみたいに(冗長ではあるが)なんか凄えもん観たと言う満足感と色々考察すると凄まじく深い物語に、絵が綺麗なだけで中身は既視感ありありの薄っぺらくて退屈な、お花畑のメッセージ性を露骨に説教しまくる様な安易な駄作が勝てるとでも?