要点を押さえた評論

https://news.yahoo.co.jp/articles/3731144b7e51ccf41c1820f8f5b86c6632a887cd

「果てしなきスカーレット」ストレートなメッセージが“現代”に届くまでの距離【藤津亮太のアニメの門V125回】

『果てしなきスカーレット』は、生まれ直しの物語だ。その一点に向け、映画は実に無骨といってもいいほど骨太な語りで進行していく。  

本作で一番魅力的なのは、その骨太な語りだ。本作では登場人物がフルサイズで映るカットが多く、周囲には荒野がただ広がっているだけ。余白の多い間延びした空間になってしまいそうな要素ばかりなのだが、その画面に確かな力が宿っている。被写体はほとんどセンターにいることが多く、正面顔のアップも多い印象だが、それによって映像が単調になることもない。見せたいものは「これだ」というはっきりした主張が画面から伝わってきて緊張感が途切れない。