>>324
ハムレットにおいて先王ハムレットがあんな民に慕われて家庭的で優しい様な賢王だったと言う直接的な描写はないし、むしろ隣国のノルウェーに攻め入って恨みを買ったりだし。

クローディアスもあんな時代劇の悪代官みたいな悔恨も反省も無い俗物ではなく、先王の亡霊の亡執を聞いて狂気を装い暴れるハムレットの狂気の原因をあれこれ探ろうとしたり、ハムレットに嫌がらせで復讐劇見せられて罪の意識で悔恨の素振りを見せたりする(それ見てもハムレットがあいつは煉獄に落ちなきゃいけない!で許さないけど)小物臭を漂わせる悪だけではない人間味がある訳だし。
そもそも王の暗殺の原因は王妃ガートルードが不貞に走り唆したんじゃないかと言う匂わせもある訳だし。

それにハムレットには民衆やら一般市民は殆ど描かれてないから、ハムレット側とクローディアス側が市民目線でどういった視点だったかは観客と言う市民の目線で判断するしか無いけど、スカーレットにゃCGで水増しした大量の市民やら死者の群れが出て来るけど、結局あの市民や死者の群れはアムレット王とスカーレット側を善にしたいが為に賛辞する舞台装置にしか過ぎない存在なんだよな。

原作のデンマーク王国は市民にとっちゃよく判らん王族のゴタゴタで滅んで、その王族である先王ハムレットに負けた隣国ノルウェーの王子に乗っ取られる事になるんだからどっちもどっちの存在だろうし、細田が復讐の連鎖とやらの象徴と言ってる、偉い連中やらのせいで善も悪も無く苦しんでるガザやらウクライナの民衆にとっちゃ馬鹿にしてんのか?って話だわな。