>>335
スカーレットと聖のお花畑な思想だけで話を進めて、対するクローディアス側の物語が殆ど描かれないからな。

何故アムレットを殺して国を乗っ取ったのか、死者の国をどう征服して何が目的で見果てぬ場所とやらを独占しようとしてるのか、そもそもクローディアスやらガートルードは何故あんなにスカーレットを憎んでるのか…

行動原理がまるで見えないのにやりたい放題で卑怯な暴虐の王で、しかも現世でも死者の国でも間抜けに死んで行くだけなんで、中身が重厚な演技の役所広司でも、時代劇の悪代官やら越後屋くらいの重みしか無い訳で。

原作だとそもそも先王アムレットもノルウェーに攻め入って恨まれたりとロクなもんじゃなかった節があって、不義に走ったガートルードの唆しもあるからクローディアスが100%野心の為だけに誅殺した訳では無いと思わせる描写もあるし、隣国ノルウェーやらイギリスとも外交してなんとか事を上手く収めようとする有能な部分あるし、罪を悔いて神に赦しを乞おうとする弱さも見せる訳で。

それだけ深い、今でも解釈が分かれる原作をただの上っ面だけの薄っぺらい正義と愛が勝ってハッピーエンド!にしちゃったのが愚か。