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泉 康市(いずみ こういち)|武田一義
2026年9月20日 21:00
https://note.com/144takeda/n/n43d0c0b68149

生年月日:1923年(大正12年)4月10日牡羊座
物語開始時(1944年-昭和19年-7月)満21才
出身:茨城県新治郡土浦町
階級:陸軍一等兵
所属:陸軍歩兵第二連隊第二大隊第五中隊第二小隊。のちにペリリュー持久部隊第三(島田)分隊。
学業:尋常小学校→中学校→師範学校受験に不合格となり私塾に通う浪人生活を2年間送る。
召集前職業:代用教員(正規の資格を持たない教員。中学校教員である父の手配で小学校で働く)
配偶者・恋人:独身。交際経験無し
家族:祖母、父(康平)、母(トヨ)、姉(安子・3才上、康市が18才のとき結婚し家を出る)、妹(直子・2才下)
背景:現代で言う性別不合・性別違和を抱えている。それを意識するようになったのは小学生になってから。同級の男子の中に居ると違和感が強く、うまく言葉に出来ないが「居場所がない」と感じていた。はじめは仲の良い姉妹の影響かと思い、自分を抑えて周囲に合わせていたが、中学生になる頃には成長してゆく体への違和感が強くなり苦しさが増した。「男らしくない」からと同級生のからかいや嘲りの対象となり、心が乱れ、得意としていた学業の成績も落ちていく。厳格な父が決めた師範学校(正規の教員を育成する学校)の受験に失敗し、親の期待に添えない自分に失望。さらに悪循環に陥っていく。浪人中のある日、家族の留守にこっそり母親の化粧道具を使う。ずっと母や姉の所作を憧れて見てきたため、未経験でも迷いなく化粧ができた。結局父に見つかり折檻を受けてしまうが、化粧をしている間は心が少し軽くなったように感じた。
「自分が何者なのかはよく分からない」ーただ、父の手配で就いた代理教員の仕事は思いのほか悪くなかった。周囲に打ち解けられない以外は。目の前の仕事ひとつひとつに集中することで小さく自信を積み上げられた。
20才になり軍隊に入ると案の定いじめの標的になってしまう。絶望しかけたとき上官の島田にかばわれ、以来露骨ないじめはなくなった。島田に対し、生まれて初めての強い感情を抱くようになる。
最期:1945年3月22日、背後から胸部を撃たれ戦死。享年21才。