@宮崎駿のレイアウトがどれだけ凄いかというのは説明しづらい、しかし一目瞭然である。

これは「クララとロッテンマイヤーさんがいます。背景はヤギの群れとアルプスですよ」だけ。そんだけ。

多分誰もこんなふうには描かない。
https://i.imgur.com/lkjqiga.jpeg

もちろん高畑勲は滔々とここに演出意図を述べるだろうが、じゃあ高畑勲の話を聞いて他のスタッフからこの絵が出てくるかったら出てこないだろう。

この出力をしているのは結局宮崎駿のセンスで、ここにあるのは緻密な設計や計算というよりも、つまるところ「ワクワクする空間であるかどうか」「つまらない空間でないかどうか」という直感であると思う。

あなた、試しに紙に「クララとロッテンマイヤーさんがいます。背景はヤギの群れとアルプスですよ」だけを描いてご覧なさい。オレの言ってる意味がわかるから。