IPの品格度で言えば、今作で頂点に達したと考える。
自分はエネルギーに関する仕事をしているので、劇中で二つのエネルギー論とその先の展望が本編から語られ、2026年の本作がまさに現実とリンクしている事を理解できるから。
すなわち、本作は「キャラクターの物語」と「大きな物語」を極限まで同期させており、IPとしての品格は今作で頂点に達したと確信しています。本作の「大きな物語」の本質とは
『個人の尊厳と幸福の希求』です。これは作中のエネルギー管理システムに留まらず、現実の「脱炭素電源の拡大に伴う局所的な自然破壊や偏在性」という、2026年現在のエネルギー問題
の歪みを解消する『ステークホルダー共生型エネルギーマネジメント』の理想と完璧にシンクロしています。全体論と個人のトレードオフというこの巨大な不条理に抗い続けたほむらの奮闘は、
決して無駄ではありません。彼女の最後の雄叫びは、TV版最終話で宇宙の不条理に立ち向かったまどかの境地に、ようやく並び立った至高の瞬間でした。キャラクターコンテンツとしての
「道理」を尽くしながら、現実世界の構造的課題をも内包した巨大な物語を紡ぐ。この圧倒的な両立こそが、本作が到達した最高度の品格と考える。

実際、世の中にこれしかないよ。
故人の生き方的な話で良いセリフを出してるのは他のIPでそれこそ「まどか後」に目立つようになっているとしても。