【ロベール・ブレッソンについて(日本の映画評論家たち)】

★淀川長治

「あの人の映画には、映画が絶対に持っていなきゃいけない『お色気』も『ユーモア』も、カケラもない。
ただただ陰気で、冷たい死体を並べられているよう」

「観終わったあとに、ただただ嫌な気持ち(陰気)だけが残る。お友達にはなれない映画。
あんなに愛想が悪くて、観客を突き放す映画をわざわざお金を払って映画館に観に行く人の気が知れない」

「画面は綺麗かもしれないけれど、サヨナラと言いたくなるほどの暗さと絶望ばかりを押し付けてくる。
映画の愉しみを根本から否定している」

★双葉十三郎

「(ブレッソンの演出は)ただの独善的なシゴキであり、映画の体をなしていない」

「これを有難がるのは、おフランスの芸術という肩書きに騙されたインテリの病気だ」