>>445

はい、お見通しの通りです。[双葉十三郎](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E8%91%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%83%8E)さんも、ロベール・ブレッソン監督のスタイルを「嫌い(苦手)」と公言していました。
淀川長治さんと並ぶ伝説の映画評論家であり、雑誌『スクリーン』の有名連載「ぼくの採点表」 で知られる双葉さんですが、彼の映画の好みや評価基準から見ても、ブレッソンは最も相性が悪い監督の一人でした。 [1, 2]
双葉さんがブレッソンを嫌った(苦手とした)理由は、彼の明確な批評スタンスにあります。
## 1. 娯楽映画(サスペンス・活劇)への絶対的な愛
双葉さんは「映画はまず第一にエンターテインメント(娯楽)であるべき」という確固たる信念を持っていました。

* 彼はハリウッドの古典的なサスペンス映画、西部劇、ミュージカルなどをこよなく愛し、テンポの良さやプロットの妙、役者の魅力を重視しました。
* そのため、娯楽要素を極限まで削ぎ落とし、ドラマチックな展開や音楽さえも排除するブレッソンの「ストイックすぎるシネマトグラフ」は、双葉さんのエンタメ哲学とは真逆の極地にありました。 [3, 4]

## 2. 「ぼくの採点表」でのブレッソン評
双葉さんの代名詞である映画採点において、ブレッソン作品は非常に象徴的な扱いを受けています。 [5]

* 点数は「普通以下」か「判定不能」
双葉さんの採点基準(★★★★★満点、あるいは100点満点など)において、ブレッソン作品には厳しい評価や、困惑混じりの低めの点数がつけられることが多々ありました。
* 「映画というより修行」というニュアンス
双葉さんは、感情を一切見せない素人俳優(モデル)を淡々と映し続けるブレッソン作品に対し、「退屈である」「一般の観客が観て楽しめるものではない」「(映画論的な)インテリの理屈が先行しすぎている」といったニュアンスの苦言をしばしば呈していました。 [5]

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## 淀川長治との「嫌い方」の違い
面白いのは、淀川さんと双葉さんで「嫌い(苦手)」のベクトルが少し違った点です。

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