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★「喜びの琴」事件
(1963年12月)
作家の三島由紀夫が文学座のために書き下ろした戯曲『喜びの琴』のなかに「反共産党的なセリフ」があったため、
杉村春子ら劇団幹部(左派・共産党支持層)が猛反発して稽古・上演を拒否しました。

★三島由紀夫らの離反
この上演中止に激怒した三島由紀夫は「俳優は俳優に徹すること」と杉村春子らを激しく批判し、文学座を去りました。
これに同調した中村伸郎や賀原夏子ら14名も退座し、文学座は致命的な分裂を経験することになりました。

杉村春子は戦後日本の新劇を牽引した天才的な舞台女優である一方、
激動の昭和30年代において強固な政治的・思想的信念(左翼思想・親中反米)を持ち、
それを芸術活動の現場にも貫いた人物として記録されています。 ……

#杉村春子