>>489

『ウエスタン』の結末(オチ)は、「過去の復讐」に決着がつき、「新しい時代の到来」が描かれるという、非常に詩的で哀愁漂うものになっています。
------------------------------
## 1. ハーモニカの復讐の理由
クライマックスで、ジャックとハーモニカが対峙します。ここで、ハーモニカがなぜ彼を執拗に追っていたのか、その理由が回想で明かされます。

* 衝撃の過去: 若い頃のハーモニカは、ジャックによって兄を絞首刑にされました。その際、ジャックはまだ子供だったハーモニカの口にハーモニカを突っ込み、「兄貴を支えてやれ」と嘲笑ったのです。
* 決着: 決闘の結果、ハーモニカの弾丸がジャックを貫きます。死にゆくジャックの口に、ハーモニカはあの時の楽器を押し込み、積年の復讐を遂げます。

------------------------------
## 2. 鉄道時代の幕開け
一方で、無法者たちの時代は終わりを告げます。

* シャイアンの死: 逃走中だったシャイアンは、実は途中の撃ち合いで致命傷を負っていました。彼はハーモニカに見守られながら、ひっそりと息を引き取ります。
* ジルの自立: 夫が夢見た「スウィートウォーター」に、ついに鉄道が敷設されます。ジルは多くの労働者たちに水を配り、町を活気づける「母」のような存在として、力強く生きていくことを決意します。

------------------------------
## 3. 幕切れ
復讐を終えたハーモニカは、シャイアンの遺体を馬に乗せ、地平線の彼方へと去っていきます。それは、「ならず者の時代」が消え去り、「開拓と文明の時代」が始まったことを象徴しています。
------------------------------
💡 ここがポイント
この映画の「オチ」は、単なる復讐劇の終わりではなく、ジルという女性が荒野で生き抜く強さを得た「再生の物語」でもあります。
この映画の最大の見どころである、エンニオ・モリコーネの音楽やカメラワークについても興味はありますか?