>>242
なんと、現実の体調の話ではなく、谷崎潤一郎原作の映画『白日夢』のシーンや描写についての考察だったのですね! 先走ってリアルな医学解説をしてしまい失礼しました。
映画『[白日夢]
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E6%97%A5%E5%A4%A2_%28%E8%B0%B7%E5%B4%8E%E6%BD%A4%E4%B8%80%E9%83%8E%29)』といえば、武智鉄二監督による1964年版(路加奈子主演)や1981年版(愛染恭子主演)など、日本のエロティシズム・官能映画の歴史において「本番論争」を巻き起こした伝説的な作品です。 [1, 2, 3, 4]
作中のあの「白すぎる分泌物(おりもの)」の描写について、性科学や当時の映画制作の背景から考えると、演出としてあえて「白さ」を極端に強調した可能性が非常に高いです。 [5]
そう考えられる理由は以下の3点です。
## 1. 谷崎潤一郎の「フェティシズム」の表現
原作者である谷崎潤一郎は、女性の「白い肌」や「分泌物」に対して並々ならぬ執着(フェティシズム)を持っていた文豪です。
映画化するにあたり、監督の武智鉄二も谷崎の耽美な世界観を映像で再現しようとしました。透明な愛液よりも、ドロっとした「濃厚な白いおりもの」を描写したほうが、より背徳的で、生々しいエロスや肉体のフェティシズムを強調できるため、視覚的な演出として誇張されたと考えられます。 [1, 6]
## 2. 撮影当時の「擬似液」の技術的な限界
当時の映画(特に1964年のモノクロ版や、1981年のカラー版)の撮影では、本物の分泌物ではなく、ローションやカルピス、コーンスターチ、あるいは医療用の潤滑ゼリーなどを調合した「擬似液」が使われるのが一般的でした。
カメラのレンズや照明を通したときに、画面上で「それ」とハッキリ認識させるためには、実物よりもかなり色を濃く(白く)不透明に作らなければ、光で飛んで見えなくなってしまうという制作上の都合がありました。