>>660
恵は覆い被さって知の耳を塞いで「知くん、聞かないで」って言ってるんだよ
つまり言葉の暴力から守ろうとしている
父親が言葉の暴力を奮うたびに恵の背中が震えたこと、それがあの夜の竜と同じに見えるっていう描写もある
さらに父親がすずの前にたちはだかった場面でも、「虐待?! 嘘つくんじゃない!」って台詞があって、すずもこの父親が本気でそう思っているような印象を受ける描写がある
だからわかりやすい暴力系の虐待親ではなく心理的な圧力をかける系の親であることは意図的に描かれているんだよ

それと監視の話だが、あの親父は在宅ワークしていることは小説でも描かれてるけど、ビデオに気付くシーンでもリモートワークの合間に映像が出回ってきてビデオの存在に気付いている
つまり目に見える位置でずっと恵と知を監視し続けているわけでもないんだよ
朝、恵と知を追いかけてくるシーンだって、「どこだ!?恵!知!」って叫んで探しているわけで、もし常に目視可能範囲で見張ってるならそもそも外に出さないだろ?
恵が外に出てきた時も、すずを見つけてもゆっくり坂を降りてきて途中で警戒して立ち止まる
その後、親父の声がきこえてきてビクッと振り返る
もし親父が常に密着レベルで見張ってるならこんな悠長な反応はしないだろうし、ビクッとするくらい恐れてるんだから知をすぐに隠そうとするだろう
ここから読み取れるのは父親が日常レベルで追跡してくる事を恵は警戒してなかったって事、親父に気付かれたのは偶発的な出来事という事
要するに恵と知が外に出てから親父が気付くまでにタイムラグがあるって事だよ