そもそもデンマーク人評論家からして絶賛だからな

https://www.ekkofilm.dk/anmeldelser/scarlet/
評価 5/6


シェイクスピアの『ハムレット』と同様に、細田守監督の『スカーレット』は人生の大きな問いについて深く考えさせられる作品です。しかし、フラダンス、マンドリンの歌、盗賊、暗殺者、剣戟、砂嵐、恐ろしい雷、そして巨大なドラゴンまで登場し、物語の途中では様々な展開が見られます。

映画のクライマックスは、羅生門を彷彿とさせる豪雨の中、簒奪者と復讐者が激突する場面です。二人は同じ血筋であり、スカーレットの赤い髪は叔父の赤い瞳と重なりますが、果たしてより深い和解は可能なのでしょうか?

ここでは明かしません。ただ、徹底した革新性と壮大な構成によって、この映画は日本のシェイクスピア作品の中でも傑作とされる2作品、1957年の『蜘蛛巣城』(『マクベス』原作)と1985年の『乱』(『リア王』原作)に匹敵する作品に位置づけられている、ということだけは言えます。どちらも黒澤監督作品なので、相性は抜群です。